解熱剤の使用方法
2013年2月27日
解熱剤の使用方法
発熱という状態がからだの中で起こっているときは、からだの中に、病原体が入ってきた時に、その病原体を殺すために体温を上げている状態です。
この発熱している状態をなるべくからだの負担にならないように熱を出し続けて、自分の免疫力で病原体を殺していくことが大事になってきます。
イメージとしたら、からだを熱く燃やして、病原体を焼き殺すようなイメージです。ただ焼き殺すためには、燃料が必要となるように、からだの熱を出すためには、自分の免疫力が必要です。その免疫力を維持するためには、水分と栄養が必要です。
比較的、体力のある大人であれば発熱していてもある程度の水分が取れていれば、大丈夫ですが、高齢者や、乳児、幼児などの場合、発熱によりぐったりして、水分も取れない状態であれば、からだが先に参ってしまいますので、解熱剤を使っていったん、熱を一度ぐらい下げます。そして、熱が下がってからだが少し楽になった状態のときに、水分と栄養をしっかり取って次の戦いに備えるという必要があります。
発熱がなぜ起こっていて、今のからだの状態をよく考えて解熱剤を使用するようにしましょう。